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2007年1月

番外:マラソンについて (参戦編)

【 そして、ホノルルマラソンで 】

東京国際マラソンから4週間後、私自身が始めてのマラソンレースを走った。
早朝のスタートにも関わらず、沿道には大勢の応援が出ている。
施設エイドもある。
施設給水を提供する人もいる。
ボランティアで、往路と復路と区切るロープを持つ人は、声援を送りながらハイタッチをしてくれる。

初めてのマラソンで、それに対して、どう返していいのかがわからなかった。
はずかしい、というのもあった。
英語で応援されて、なんて返したらいいのか?
最初はそんな風にかんがえいていた。

でも、自分が応援の側だったときにはどうだっただろう?
先月の東京国際女子マラソンの応援で、声援に対してリアクションしてくれた人は大勢いた。
そのたびに嬉しかった。
声が届いていた事を後から知っても、声が届いてよかったと嬉しくなった。

声を掛けるほうは、それを知ってもらえれば嬉しいのだ。

ならば、ここでも、それを示さなきゃ。

ダイヤモンドヘッドを登りきったところで、ロープを持つボランティアに、ハイタッチをしながら答える。
『 さんきゅぅ~!!!』
途端に、相手の顔が笑顔に変わる。
こちらも笑顔になる。

    with a Smile だ。

それを見たら、気持ちが楽になった。
毎回ではないけれど、声を掛けられたら返事ができるようになったし、手を振ることもできた。
チョコレートをもらって さんきゅぅ~。
手を振ってもらって さんきゅぅ~。
アミノ~♪をもらって さんきゅぅ~。
チアリーダーの少女たちには、 そぅ きゅぅ~と! ( so cute! )

カメラマンを見つけては、ポーズをとってアピールしたり、
ツアー会社の幟を見つけては、自ら近づいて行って応援してもらう。
そして、 ありがと~!

* * * * * * * * * * * * * *

何度かレースを観戦して、応援の仕方がわかってきた。
ルールなんてないけれど、自分が応援したいようにすればいいのだけれど、
一緒に楽しみ、エールを送るにはどうしたらいいか、そんなことが少しわかってきた。

それがわかってきたところでの、ホノルルマラソン。
ホノルルだったからこそ、アレだけの声援、アレだけのリアクションができたのかもしれない。
沿道の応援は、本当に嬉しかった。
もっともっと、返事を返せばよかった。
そうしたら、もっともっと楽しめたのに。
とても楽しいレースだったけれど、もっともっと楽しむことができそうだ。

声援が力をくれる。
ききさんの言葉は本当だった。
ホノルルでもらった声援。とても感謝している。
コレをどこで還元するか。

今後のレースでは、もっともっと声を掛けられるところで、楽しみながら応援したいと思う。
自分がもらった力を、誰かにバトンタッチできるような、そんな応援をしていきたい。

さあ、次は、青梅だ!!
みんな、楽しみにしていてね。

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番外:マラソンについて (応援編・6)

【 6度目のレース観戦 】

荒川マラソンで、シーズンは大体終わりらしい。
この後は秋までシーズンオフとなる。

秋になり、またこのレースがやってきた。
東京国際女子マラソン。
昨年の優勝者のQちゃんが、2連勝に挑むレース。
更に今年は、何人もの知り合いが、一般の部に出場する。

今回も同じ場所で、スタート直後から観戦。
今回は、NAさんと一緒に応援する事にしていたが、電車のなかでLegendeさんばったり会い、ご一緒することにした。

スタート直後は、やはり団子状態で、知り合いを見つけることは難しい。
しかし、今回は違った。
Legendeさんのチームメイトの真理ちゃんが、オレンジ色の帽子で目立っていた。
道路の反対側から声援を送る。
『 真理ちゃん!がんばれっ!!』

選手がすべて通り過ぎたので、3人でランチをとる。
その間、ずっとラン談義。

トップ選手のゴールが近くなってきたので、沿道へでる。
いつも、見易さを優先するために、選手の走る側とは反対の歩道に陣をとる。
そうすると、割と見やすいのだ。

トップは土佐礼子選手だった。
Qちゃんは、残念ながら3位で通過。
寒くて冷たい雨に打たれて、心細そうにさえ見えた。

しかし、その寒くて冷たい雨の中、他の選手も走り抜けて行く。
今回は、今までとはちがう。
知り合いが何人もいるのだ。

雨に煙った沿道では、ゼッケンナンバーがあまりよく見えないので、選手の走る側の歩道に移ることにした。
今までいたところの、丁度向かい側。
すると、そこに、ある人がいた。

別に知り合いでもなんでもない。
41キロの表示板のすぐそばにいた、そのおじさんは、走り抜けるすべての選手に声をかけていた。
『 ○○○番、頑張ったね~、もう少しだよ~。』
『 ○○○番、お帰りなさい、お疲れさま~。』

ずっと、ずっと、ずーっと、そうやって声を掛け続ける。
たぶん、このおじさんは、初めての応援ではないだろう。
もう何度も、こうやって沿道から声を掛けているのだと思う。
知り合いとかそういうことには全く関係なく、通り過ぎるすべての選手に声を掛け続けたのだ。
これが、本当の応援かも・・・。

『 がんばれ~ 』
私も小さい声だが、声援は送っていた。
しかし、このおじさんの声を聞いていたら、何となく引っ張られるような気がした。

そうしているうちに、NAさんが知っているゼッケンナンバーを見つけた。
真理ちゃんだった。

『 真理ちゃん! 頑張れ!! 
           まだまだ行ける!!』

3人が、3人とも、大声で声を掛ける。
真理ちゃんは、下に目線を落としたまま、クールに前を走りすぎた。
きっと声は聞こえたに違いない。
なにしろ、相当な大声の応援だったから。

真理ちゃんを見つけて安心した。
応援ができたことでもホッとした。

真理ちゃんに大声をかけたことで、何か吹っ切れたような気がした。
その後は、知らない選手であっても、頑張れ~、と声を出し続けた。
こんなに寒くて冷たい雨の中、40キロも走ってきた選手達に、声を掛けずにはいられない。
隣のおじさんを見習って、3人とも声を出し続けた。

その後、ききさんが通過。
ききさんを見つけてくれたのもNAさんだった。
ききさんは、私達の声援に対し、片手を挙げて合図をしてくれた。
合図が返ってくるのは嬉しいものだと知った。
走りすぎる後姿が遠のいても、声を掛け続けた。

そのすぐ後ろに、全く知らない人なのだが、とても印象に残った人がいた。
赤いランシャツ&ランパン。
頭には赤いバンダナを被っている。
なぜ、印象に残ったかというと、寒くて冷たい雨の中、辛いレースであるにも関わらず、ニコニコと笑顔で通過したからだ。
のちにそれが、かの有名な こうめさん だった事を知る。
なぜ笑顔だったかもわかった。
走ることが楽しくて、このレースに出られたことが嬉しくて、思う存分レースを楽しんでいたからだ。
沿道の声援にも笑顔で答える。
笑顔が返ってくるのも嬉しいものだと知る。

かなり遅れてだが、NAさんの知り合いの mikuさんが通過した。
トレードマークのピンクのウエアとピンクの帽子。
NAさんと一緒に大声で叫ぶ。
mikuさんは、涙をぬぐいながら、何度も頭を上下させ、声援に頷きながら走り去っていた。
泣きたくなるくらい、辛くて長いレースだったのだろう。
私も少し泣けてきた。

あとで、Legendeさんを通して聞いた話だが。
真理ちゃんは、往路も復路も3人の声は聞こえていたと。
復路は、あまりの寒さと冷たさに、声は聞こえたけれどその後どうやって走ったかも憶えていないくらい、消耗していたらしい。
なので、顔を上げることすらできなかったようだ。

しかし、聞こえていた。
そう、聞こえるくらいの声援を送らなくちゃ。

翌日、ききさんがメールをくれた。
声援をありがとう。
ゴール間近、とても辛かったけれど、声援に押されて頑張る事ができた。
声援は力になることを信じて、ホノルルを走ってきて! と。

何度かレース観戦を重ねて、見るだけじゃない楽しみ方を知った気がした。
楽しみながら、一緒に参戦しているような気持ちにもなれる。
応援の仕方、そんなものが少し見えてきた。

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番外:マラソンについて (応援編・5)

【 5度目のレース観戦 & レース参戦 】

翌月の荒川市民マラソンには、5キロの部で参加した。
他の皆はフルに参加だが、私ともりたぽさんはのんびりと5キロに。

とても風の強い日で、走るほうも応援も大変だったろうと思う。

5キロがスタートして、初めはもりたぽさんと一緒に走っていたが、やがて私の方が少しだけ前へ出た。
沿道の土手では、地元の人たちが応援してくれる。
給水所はなかったが、フルの給水所となるテントでは、担当のボランティアの人たちが手を叩いて応援してくれる。
たった5キロではあるけれど、この応援が嬉しいものだった。

もりたぽさんより、ほんの少し先にゴールした私は、ゴールラインより5mほど先でもりたぽさんのゴールを待った。
ゴールしたもりたぽさんと、抱き合ってゴールを祝う。

その後、ゆっくりしてから、フルのゴールを待つ。
さっき、もりたぽさんを迎えたところから少し後ろ、ゴールラインから10mくらいのところ。
ゴールした選参加者は右に曲がって会場へ入らなくてはならないが、その曲がり目になる位地にロープが張られている。
そのロープに張り付いて、参加者を待つ。

目標時間より少し送れて、あんちさんがゴールしてきた。
真正面にいる私達を見つけて、そのまま駆け寄ってきた。

『 あんちさん、お帰り~!! 』
場所を選べば、こうやってゴール直後に声を掛けることもできるな。
観戦の仕方を少し考えるようになった。

その後、谷川真理ハーフ依頼、久しぶりに会うききさんのゴールを見つけ、声を掛ける。
ききさん、声を掛けたことに大喜びしてくれる。

自分が走った5キロもそうだったけれど、声を掛けてもらうというのは、嬉しいものなんだな。
そんなことがわかったレースだった。

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番外:マラソンについて (応援編・4)

【 4度目のレース観戦 】

4度目のレース観戦は、2006年の青梅マラソンだった。
はるまさんが1人で参戦というので、応援に行く事にした。

スタート時間が遅いので、会場は遠いけれどのんびり行く事ができる。
会場の最寄り駅 河辺 に着いて、はるまさんにメールする。
更衣室となっている体育館へ向かう。
ここがゴール地点になっている。

はるまさんと合流し、近くをウロウロ。
間もなく、10キロのランナー達がゴールしてきた。
その中に、約3ヶ月前に東京国際女子マラソンで優勝したQちゃんの走る姿があった。
Qちゃんは、ゴール手前でUターンし、コースを逆送する。
そして、ランナーと併走してゴール近くまで。
これを何度か繰り返す。
そのたびに、『Qちゃ~ん!』の声援が飛ぶ。
Qちゃんのファンサービスに、皆も大喜びだ。

30キロのスタートが近づき、はるまさんとスタート地点へ異動する。
河辺駅と、隣の東青梅駅の中間点くらいだろうか。
ゼッケンナンバーごとに、細かく区切られたスタートエリア。
はるまさんのエリアを見つけて、そこでお別れする。
私は更に、スタート地点へ向かう。
スターターのQちゃんを見たいからだ。

もうひとつ、探しておきたい人がいた。
流星さんだ。
流星さんのゼッケンナンバーは、予めお伺いしていた。
その番号のエリアを見てみると、ひょいと道端からエリアに入った、グレーのランシャツを着た人が、そのゼッケンナンバーだった。
初めてなので・・・恥ずかしくて声が掛けられない。
携帯カメラで隠し撮りをする。
(流星さんにはお伝え済み)

スタートに近い地点から、スタートの瞬間を見守る。
Qちゃんが登場し、会場は大盛り上がり。
そして、Qちゃんのご挨拶に、会場からは大きな拍手が。

やがてスタート。
選手が大きな波となって走っていく。
スタート地点のQちゃんは、最後の選手が通過するまで、手を振りながら声を掛け続けた。もれなく、誰にでも平等に。

 『 頑張ってくださ~い! 行ってらっしゃ~い! 』

沿道の人の波がはけない。
この後どうしようかな?
ふと、『早く、電車に乗って行かなきゃ。』という声が耳に入り、私も電車に乗って応援に行く事にする。
しかし、どちらに進むにも人の波。
それなら、進行方向へ向かって。

東青梅の駅へ向かい、そこから電車に乗る。
隣の青梅駅で乗り換え。
奥多摩行きの電車は、応援に向かう人でイッパイ。乗車率200%。
車窓からは、コースが見えるところも多い。
有名な和太鼓の演奏も聞こえる。

さて、どこで降りようかな。

全くの無計画だったため、どこで降りて応援するか決めていない。
前年の夏に、御嶽まで行っていたので何となくわかるが、御嶽まで行くとかなり時間がかかるし・・・。
そう思いながら、途中の沢井駅で下車。
コースとなる道路までは、長くて急な坂道があり、選んだことを後悔する。

しかし、コースにぶつかると、ここはなかなか良いポイントだったと気づく。
復路の給水所となっていたのだ。

着いてすぐに、折り返してきたトップ選手が通過する。
往路はまだ、かなり混み混み状態なのに、もう復路を走る選手がいるのだ。
往路の集団の中にはるまさんの姿を探すが、見つけられない。
そのうちに、知っている番号を一人見つける。
『 さまりすさんだ・・・ 』
まださまりすさんには面識がない。
ブログ上で何度かやり取りをしている関係で、今回のゼッケンをお聞きしていたのだ。
どうしよう・・・。
躊躇している間に、ドンドン背中は遠くなってしまう。

『 さまりすさ~ん!がんばれ~!』

この声が、本人に届いたかどうかはわからない。
しかし、これが、知人に送った初めての声援だった。

やがて、復路で知っている番号を発見。
向かってくるその人は、グレーのランシャツを着ている。

『 流星さ~ん! ファイト~!!』

サングラスを掛けた顔は、一瞬『あれ?』という表情をしたように見えたが、片手を挙げて合図をして走り去って行った。
『 やった!』
2人の知人に声援を送り、何となく課題を果たしたような気持ちだった。

∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵

夜、SDのBBS上で、流星さんに
『 あそこで叫んだのは私です。』と白状する。
『 そうじゃないかな、と思ってた。』という返事が、何とも嬉しかった。
応援に反応してもらえるというのは、嬉しいものだと気づいた。

・・・後に、このときの流星さんの隠し撮りを、ご本人に見せる機会があった。
『 なんだ~、そのとき声を掛けてくれればよかったのに。 』
そう言われたけれど、恥ずかしくて声を掛けられなかったのです。
応援だって、どうにか頑張って声を出したのですよ・・・。

∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵

その後、次々と走る復路のランナーに、大きな声ではないけれど、
『 がんばれ~ 』とささやかな声援を送った。
時間が気になり、帰りの電車に乗る。

河辺駅に戻り、ゴールへ向かう。
電車の待ち時間が長かったので、ゴールへ着くまでにはかなり時間がかかった。
ゴール付近をうろうろしていたら、はるまさんのゴールを見届ける事はできなかった。

はるまさんからのメールで合流。
完走をねぎらう。
今回は、声援を遅れたということで、いつもより充実した気分で観戦を終えた。

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番外:マラソンについて (応援編・3)

【 3度目のレース観戦 】

その頃の私は、コンスタントには走っていなかった。
SD仲間のはるまさんととだひさんと一緒に、ランナーズ主催のクリスマス10Kには参加したものの、他のレースに出る気など、毛頭なかった。

年明けの1月8日、自宅近くの荒川河川敷で、谷川真理ハーフマラソンが行われた。
はるまさんととだひさんがエントリーしているので、応援に出かけた。
しかし、年明けにひいた風邪が長引いていたので、ゴール頃に間に合うように向かった。

もう既に、ランナーはスタートした会場で、ゴールが見える位置に幟を立てた【まる高】さんの場所を目指した。
福島からはるばる、あんちさんともりたぽさんが出てきていたのだ。

初めてもりたぽさんと会う。
初めてなので、お互いにちょっと恥ずかしいのだが、寒い中話をしながらみんなのゴールを待った。
寒かったけれど、2人で色々お喋りしながらみんなの帰りを待つ時間、コレがけっこう楽しかった。

あんちさんが目標としていたゴールタイム近くなったので、2人でゴールを見守る。
『 ね、あれ、あんちさんじゃない? 』
『 あ、そうだ。 』
まだ、一度もあったことのないあんちさんを見つけたのは、私だった。
SD上の写真でしか見た事のなかったあんちさんは、遠目でもわかるほど、サラサラヘアーだったのだ。

やがて、あんちさんがもりたぽさんの所へ戻ってくる。
『 はじめまして~、海実子です~。 』
こうやって、友達って増えていくんだな~。
そんなことを感じた。

だんだん、ゴールする人が増えてきて、はるまさんもとだひさんも見つけられない。
やがて、メールが着て、二人がゴールした事を知り、まる高さんの陣地で合流。

この日は、応援というよりも、皆に会いに行った、という感じ。
応援するには、場所が遠すぎた。
応援は、しやすい場所を確保する事も必要なんだな。

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番外:マラソンについて (応援編・2)

【 2度目のマラソン観戦 】

2度目のマラソン観戦は、2005年の東京国際女子マラソンだった。
そう、Qちゃん復活のあのレース。

その日も仕事を休みにし、今度はスタート直後から観戦した。
観戦場所は同じ。
スタート直後、2キロほどの地点になるだろうか。

その日も同じように、携帯ラジオ片手に、レース中継を聞いていた。
競技場でのスタート直後、沿道にはパトカーの先導で、大会関係車両が次々と走り抜けて行った。
それだけで、もうその場は盛り上がる。
やがて、神宮外苑のカーブを、白バイが2台曲がってきた。
そして、選手の集団が見えた。
スタート直後ということもあり、最後の選手が通り過ぎるまでには5分もかからないほどだった。

さて、ゴール直前にまたここで観戦する事にして、一時職場へ顔を出した。
なぜなら、職場のテレビで、レースの様子を確認することができるからだ。
(といっても、仕事をしている人もいるので、ほんのちょっとだけだけど)

ゴール時が迫り、沿道へ出た。
すると、私に声を掛けてきた女性がいる。
職場の先輩のKさんだ。
Kさんは、前回のW先輩と同様、早番の仕事を終え、帰宅前に観戦しようとやってきたら、なんと私に遭遇したのだった。
Kさんは、Qちゃん大好き!
2人で一緒に観戦する。

ラジオからは、トップを独走するQちゃんの様子が伝えられている。
やがて、遠くの方に、デジタル表示盤を載せた時計車が見えた。
・・・中継車が邪魔なんだよな・・・。
と思いながら見ていると、車の間にQチャンの走る姿が見えた。

実は、この年の前年、この通りは工事が行われて真直ぐになり、見通しが良くなっていたのだ。
前回とは違い、もっと遠くの方から、中継の集団が見える。

Qちゃんが近づいてきた。
周りの観戦者は、皆携帯のカメラを構える。
そんなことはもったいない! 生で見なくちゃ!
Qちゃんの走りは力強く、そしてとても速い。
2年前とは全く違った、逞しいQちゃんが近づいてくる。

『 Qちゃーん! がんばれー! いけいけーー!!!』

大きな声で叫んだ。
叫んでみたら、ゾワァ~っと、全身に鳥肌が立った。
いや、鳥肌が立ったのは、すばらしい走りを目の当たりにしたからだろう。

隣を見ると、Kさんは涙をぬぐっていた。
いや、私も涙が流れていた。
とても感動したのだ。
Qちゃんに?  そう、Qちゃんに。
でも、それだけじゃない。
初めて大きな声で、沿道から声援を送れたことに。

Qちゃんに感動したKさんは、そのまま帰宅した。
私はもう少し、走る選手を見ていた。

しかし、やっぱりQちゃんへのようには、声を掛けることはできなかった。

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番外:マラソンについて (応援編)

【 初めての、マラソン観戦 】

子供の頃から、テレビでのマラソン観戦をよくしていた。
冬の日曜日、我が家のテレビでは、マラソン中継を観ることが多かった。

実際のレースを生で観たのは、2003年の東京国際女子マラソン。
そう、シドニーオリンピック代表先行を兼ねた、あのレース。

その年の正月、前年からダイエットを始めていた私は、希望体重まで減量をしていた。
しかし、その後の調整に失敗し、体重は徐々に増えていった。

夏、再度減量をするために、スポーツクラブに入会した。
その際、インストラクターに言われた事は、 
『 レジスタンス運動とともに、有酸素運動も行わなければダメ。』
そのことは、私自身も必要を感じていた。
ずっと、通勤ウォーキングを行っていたけれど、それ以上に負荷がかかる有酸素運動・・・トレッドミルを取り入れることにした。

元々走ることが大嫌いな私だが、今回は否応なしに走らざるを得ない。
できるだけ早くノルマを済ませてしまいたいと、まだ走る力も備わっていないのに、10km/h等のスピードで30分ほど走っていた。
案の定、膝を痛めた。
痛めては休養を繰り返していた。

そんな時、東京国際女子マラソンが行われた。
レースのゴールとなる国立競技場は、職場からも近い事もあり、ゴール前を沿道で観戦してみることにした。
イヤイヤながら走っている私にとっては、トップアスリートの走る姿を見てみるのは、何かのきっかけになるかもしれない、と思ったからだ。

その日の昼にはジムでトレーニングをしながら、レースの様子をテレビで観ていた。
ゴールの時間を想定し、ジムを出て、職場近くの沿道に行く。
丁度、早番の仕事を終えた職場のW先輩(男性)に遭遇。
先輩もラジオ片手に、マラソンを観戦しようという考えだった。

テレビ中継のあるマラソンを観戦するときには、ラジオを持って行くのが良い。
なぜなら、レース展開がわかるからだ。
我々がラジオの中継を聞きながら話している様子を見て、同じくレースを観戦しに来たほかの人たちが、レースの展開を我々に聞いてくる。
そのときは、皆一様に、高橋尚子選手の順位が気になっていたのだ。

そのときのレース。
天気がよく、私は長袖のTシャツの上にトレーナーといういでたちだった。
そのくらい気温が高い日だったのだ。
そして、強い風。
この天候が、高橋尚子選手には悪い方へと回ってしまった。

41キロ付近で待っていた我々の前を、1位で通過して行ったのは、高橋尚子選手ではなかった。
かなり遅れて2位でやってきた高橋尚子選手は・・・確かに、痩せ過ぎの印象を受けた。
一生懸命前へ進む脚だけは、さすがアスリートの筋肉だったけれど、細くて頼りなさげに見える高橋尚子選手だった。

職場の先輩と一緒だったとは言え、初めてのマラソン観戦では、ろくに応援もできなかった。
いや、できなかったというよりも、この姿をしっかり見ておかなくては、という気持ちの方が強くて、声を出すより観る方を選んでしまっていた。

その年のレースは、記念大会ということで、男性も含め市民の部には大勢の参加者がいた。
トップアスリートだけでなく、市民ランナーも大勢参加していたのだが、お目当ての選手を見てしばらくすると、私はその場を離れた。

ろくな応援もしないまま、初めてのマラソン観戦は終わったのだ。

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番外:マラソンについて (まえがき)

ホノルルへ行った第一の目的は、ホノルルマラソンに参加すること。
ココのブログでは、ホノルル滞在全般を取り上げたため、マラソンについては、さほど詳しい記事にはしなかった。

しかし、ホノルルマラソンへ参加するために行ったホノルルなのだから、マラソンについて、改めて触れておいた方がいいかな? と思うようになった。

少し長い話になるかもしれないので、何回かに分けて書いてみようと思っている。

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